第38回日本アイスホッケーリーグ レギュラーリーグ前期
10月18日(土)コクドVS日本製紙クレインズ(1回戦) 観戦記
(サントリー東伏見アイスアリーナ)
(0)プロローグ
痛恨の釧路2連敗...。
首位王子に勝ち点3.5の差をつけられ、しかもコクドに抜かれ3位転落。もし、今日、クレインズが負けて王子が勝つと、早くも前期の自力優勝が消えてしまう。どうしても負けられない。どうしても勝ち点2を取らねばならない。どうしても連敗できないんじゃ〜!。
午前中こそ好天だったものの、開場時間の12時過ぎからポツリポツリ...。「傘持ってきてねぇや」などと気にする間もなくそそくさと入場。今年も東伏見の自由席エリアは昨年と変わっていないようで、勢い走りこんだものの、ベストポジションは既に抑えられていた。まぁ、しゃあねぇか。
【クレインズ】
30−41
71−20−10−22−23
32−47−18−2−3
19−27−13−72−44
14−16 −77
ジョーと太郎は欠場。何かあったのかしらん?。突っ込み厳しいミ○カさん情報によると、釧路での練習は別メニューだったとのこと。どっか悪いのか、それとも「相性」を考えたのか...。代わりに任田が今季初出場。でも2、3ピリのシフトは少なかったなぁ。それにしても...、新メンバーが加入したことで、悪い意味で台所事情が良くない感じが伺えるセット構成。そろそろセットを固定できないものか...。
【コクド】
44−39
12−33−18−11−5
8−77−22−4−28
24−14−9−88−37
26−40 −2
レフェリー:山田
ラインズマン:根本、多田
(1)第1ピリオド
立ち上がりから双方とも動きが悪く、スピードが無い。
ところが、シフトがひと回りした3分過ぎに自陣で心配していたDFのパスミスからパックを渡してしまい、最後はK77にフリーでミドルシュートを浴びるも、ここは次郎がガッチリセーブ。
5分過ぎ、今度は博史がニュートラルゾーンにこぼれたパックに食いつき突進。相手DFと1対1になるも交わせず。その返す刀でK18が本部席側ボード際を抜けてくるとこれまたクレインズDFと1対1になるかと思いきや、DFを交わしつつ体をゴール正面までもって行きシュート。しかし、ここも次郎が前かがみになりながらセーブ。「次郎頼み」ではいかんぜよ。先にDFが頑張らなきゃ失点は減らないよ。
5分半から6分過ぎにも1つ目同士がカウンターの取り合いでチャンスを作るも両ゴーリーが好守を見せる。
しかし、徐々にコクドの出足が勝り、7分過ぎ、心配していたカウンターから3on2の隊形に持ち込まれ、あとはゴール前を横切るラストパスが通ってしまうと1点だ、というところまで追い詰められるも、ここは賢吾が懸命にスティックを伸ばしパスカット。
なんとなく、ここのところパックが自分の目の前(今日の観戦位置は自分の目の前がクレインズ側のゴールとフェイスオフスポットの間あたり)に常にあるよなぁ、と思っていた8分過ぎ。1つ目が敵陣にパックを運ぶも攻め切れず、結局、ニュートラルゾーンにパックをクリアするような感じで出されると、素早い反応で抜け出すK12とK18。あれよあれよと言う間に2on1。スロットまで引っ張られシュートを浴びる。次郎、懸命にグラブを出すも逆サイドをケアしていた分だけ反応がやや遅れパックを弾いてしまう。
8:37 止めてくれ! G18←12←11
弾いたパックが次郎の真後ろに落ちゴールに向かって転がっていく。「誰か止めてくれ!」という叫びも空しく、クレインズにそのパックの流れを止めることができるのは次郎しかいない。むろん気づいた次郎が手を伸ばすも、先にスティックを出され押し込まれる。
負けじとクレインズも敵陣には入っていくのだが、いかんせんスピードが無い。なんとかパックをキープできても、再三ビハインド・ザ・ネットの形を作るまではいいのだが、ゴール前に誰も入ってこない(入って行かないのか?、行けないのか?)まま、結局チャンスを潰してしまう。とても点なんか取れそうにない状況が続くと、今度は違う形で試合が動く。
12:15 C30 Highsticking(C10代行)
ゴールクリーズに入ってきたプレイヤーに手を上げてしまう(そこに入れさせないための仕事をする人は何してたの?)。笛が鳴った後、賢吾と賢吾よりも頭二つ飛び出している相手FWがもめている。
12:15 C3/K33 Roughing(Double)
もめるよりも先に、そもそも自陣でモタモタしてるからクリーズに入られてしまうことが問題なんだわ。
で、相殺で4on5で今日最初のショートハンドを迎えるも、
13:06 K8 Interfernce
ゴール前を必死に固める史郎の足をスティックで引っ掛ける。これでSHは無くなった。由宇が戻り今度はクレインズのパワープレー。しかし、どうしても自陣からの球出しが遅く、敵陣に入る頃にはスピードが無くなりパックをクリアされる。さすれば個人技で、という感じで大澤が単独でブルーラインを越えたものチェックを受けて体勢を崩す。あ〜、これじゃ点取れんわ、と思った矢先、レフェリーの手が上がっている。
14:35 K24 Hooking
はっきり言って反則する方もする方だけど、コケる方もコケる方。ウォシュアウトにされても文句が言えない感じではあるが、兎に角、転がり込んできた5on3の同点機。いや、同点と言わずに逆転まで持っていかんかい!。
敵陣でのフェイスオフを取ると、本部席側ポイントの位置あたりでパス。中の様子を伺いつつも逆サイドに振るD−Dパスを大澤が受ける。一旦止め振りかぶる。シュートと見せかけゴール左(攻撃側視点)サイドのダーシにパスが通る。若干、パスが流れてしまい、ワンタイムで打てずにファンブルするも、ここはダーシ得意のアングルだけにシュートを放つが決まらない、と思った矢先、リバウンドが出ている。
14:48 このPPは決めないと G71←20←23
最後はゴール前に居た桑原がK44のポジションをよく見て、空いているスペースにパックをすくい上げるように決める。
悪い流れではあったが、ひとまず同点。まだPPは残っている、のだが...。
15:01 C2 Holding
試合再開後にパックを放り込まれ、それを処理しに行った岸部にK40が絡む。早く処理していれば何のことは無いのに、絡まれた後、動きを封じてしまった。この反則は本当に必要な反則か?。
4on4となりチャンスついえたかと思いきや、15分半にダーシから桑原へのタテパスが通りノーマーク。最後はK44を転ばすもパックを上げられず。
16:29 K26 Hooking
樺山が敵陣に切り込むもあっさり倒される。と、思ったら、これまた反則になっている。また、PPのチャンスが転がり込んできた。ほら、ここで勝ち越せ、たら釧路で連敗してないよなぁ、という訳でPP終了...。う〜ん...。そんなことしてると流れが変わっちまうよ〜。
案の定、19分過ぎに自陣のボード際の競り合いに負けると、スロットに入ってきたK77にドンピシャでパスが出てしまい強烈なミドルシュートを食らう。ここは次郎が正面でセーブするも...、1対1で負けちゃダメだよ。
と言う訳で1ピリ終了。
コクドの攻めに入るスピードはクレインズのそれより上。その分だけ、DFは後手後手に回ってしまい、良いタマ出しが出来ず、敵陣に入り込む頃にはスピードが落ちる、サポートする人数も足りない。厚みのある攻撃につながらない。この悪い流れさえ改善できれば、コクドの守りなんぞ簡単に破れると思うのだが...。いかんせん、改善されていないDFの自陣でのパック処理の遅さ...。
Shots on Goal:C11、K10
(2)第2ピリオド
1ピリと打って変わってカウンターの応酬。
1つ目、久々にスピードのある進入からゴール前になだれ込みシュート。リバウンドをDFが外から叩くも正面。コクドも負けじとクレインズのウラを取りK12にスルーパス。これが怖かった、と思いきや完全にオフサイド。
次は2つ目がゴール前に殺到。最後は樺山がこぼれたパックを叩きに行くもここはコクドのDFが踏ん張りジャストミートせず。しかし、そのクリアパックからコクドが攻め込む。人数は合っているが、何故か下がってしまうDF。結局、最後はシュートを浴びるも次郎が止める。守るときは「次郎任せ」じゃなくて、みんなで守ろうよ!。
5:44 K33 Crosschecking
勝ち越すチャンスは何度でも転がってくるのだが...。シュートは打っているも回して回して結局最後はDFが外からシュート、という形ばかりで有効打にならない。
8:01 C18 Holding
パワープレーの後半はまったく攻めにならず、逆にパックを奪われシュートまで持っていかれるなど散々。そのままPPが終わってしまい自陣に釘づけにされてしまうと、どうしても脚が止まってしまいペナルティをしてしまう。
1ピリはペナルティの応酬でまともに2分間を守るPKは無かったが、このコクドのPPは見ごたえがあった。5人のプレイヤーそれぞれが動きまわり、ゴール前にも積極的に張り込みポジションを主張する。シュートリバウンドも先に追いつくのはコクド。そして、攻めが継続...。笛を取るには次郎がパックを抑えた時だけ。なんとか失点を防いだから結果良しとするが...。
11分過ぎ、自陣でのフェイスオフを取られるとK11がスルスルとゴール前に切り込んでいく。「誰か止めろ!」、毎年毎年、奴のあのプレーを食らってるではないか。いい加減、対処できないものか?。
12分過ぎ、久々に2on1のチャンスをつかむも、樺山がパスorシュートで迷ってしまい、結局、シュートを打つもDFに止められる。跳ね返ったパックを再度叩くもゴール正面。更にリバウンドを拾い外からシュートを放つとゴール前に待っていたのは「空中パック」の雅俊。「カツン」という乾いた音を残しパックはゴールポスト右あたりに流れる。しかし、ほんのわずかポストをかすめてしまう。
14:22 K8 Hooking
またもニュートラルゾーンで2on1に形を作ると、パックキャリアで無い方が引っ掛けられる。
またもPPのチャンスが転がり込んでくるのだが、どうしても目の前でゴールネットが揺れてくれない。代わりに、シュートミスで飛んでいったパックがゴール裏のネットを揺らす始末。
17分過ぎ、敵陣のルーズパックに絡みゴール右脇から博史と史郎がなだれこんでいくも、呼吸合わずパックはサイドネットを揺らす。勢い余って博史と史郎はコクドゴール周辺で転倒し、立ち上がった時にはパックは既にニュートラルゾーンからクレインズ陣内に入らんとする状態。人数は揃っていたが、2人分のサポートが遅くれてしまい、
17:15 C77 Holding
これで双方共に2ピリ2度目のPP。クレインズは決められなかったが...、
18:30 ゴール前で角度を変えられ、次郎動けず G40←28←77
本部席側ポイントの位置から放たれたシュートはグラウンダーのように見えたが、何故かゴールネットが揺れている。次郎のグラブサイド肩口。これでは、さすがの次郎もお手上げ。
Shots on Goal:C16、K13
シュートは打っている。それは良いが、ゴール前への突っ込みが甘いのでは?。それとも、カウンターが怖いのか?。でも、それでは勝てないぞ。
(3)第3ピリオド
1点ビハインドで3ピリを迎える。この形、釧路での王子戦のパターンでは???。先に失点するとまず勝てない。去年も確かそうだった。まず先に同点に追いつくこと。どんな形であれ。しかし...、
1:58 C19 Hooking
自陣ボード際でのもみ合い。だが、スティックを出すほどプレスがかかっていたとは思えないのだが...。1点を争う試合なのに、みすみすピンチを作る必要は無いだろう。
しかし、さんざんPPのチャンスを潰したクレインズにPKでチャンスが転がり込む。PKも残り1分を切ったあたりで、D−Dパスにスティックを出した桑原が見事にパックを奪うと巨体を揺らして突進。当然、ノーマーク(本日2回目)。しかし、またもやK44を転ばすも今度はパックを叩けずビックチャンスを逃す。
これが起爆剤となったのか、小林のポイントからのシュートにゴール前で桑原が合わせ、1回目は角度を変え、2回目はレシーブして回り込んで、いずれもゴールを狙うがパックはことごとく枠の外へ。このまま連続攻撃につなげて欲しかったのだが、
6:51 C71 Highsticking
折角、攻めでのいいリズムが出て始めただけに痛い反則。しかし、天はクレインズを見放していないのだ。
7分過ぎ、コクドのミスを突き、クレインズがパックを自陣で奪うと形はやや不充分だが3対1。一旦ニュートラルゾーンにパックをクリアしつつ、竹内が食いつきパックを運ぶと2対1。シュートを放って欲しかったが竹内にとってハンドが逆。スピードも落ちてきた。さすれば、と逆サイドにパス。(おそらく)樺山が合わせる。自分の席からでは遠目でゴールが決まったようには思えなかった。最終的にK44が腹ばいになり脚を跳ね上げエビ反っている状況でプレーは止まった。
7:22 同点のショートハンドゴール?
ちょっと遅れ気味だったが、赤ランプが灯る。やったー、同点だ!。この1点は大きい。と、視線を自分のメモに落としアシストは竹内で、などと書き込んでいたら、何やらレフェリーの動きが怪しい。まさか...。
「先にゴールが動いていたためノーゴール」
無情にもレフェリー山田のウォッシュアウトのジェスチャーの後に流れるアナウンス。
ゴールは動いていたかも知れないが、自分の目線では遠すぎてわからない。また、そんなに大きく動いていたようにも見えない。しかし、よしんばゴールが動いていたとしても、そのゴールを動かしたのは一体誰なのか?。あの状況でゴールを動かせるのはK44しか居ない。ルールでは、「故意にゴールを動かした場合」にはマイナーペナルティとなる。しかし、「ゴールを守るため、無意識のうちに動かした」という判断で故意では無い。だから、先にゴールが動いて後からパックが入ったのでノーゴール、という解釈なんだろうが...。逆に言えば、故意であってもバレなければゴールを動かしてもかまわない。そこまでしてでも失点を防ぐことができる。ここまで来ると「裏技」と言ってもいいだろう(2、3年前の全日本選手権でも「やられた」ことがあったな。当時はウサギさんチームでしたけど)。このプレーではK44が故意に動かした感じはしなかったが...。倒れこんでエビ反っている状況では、相撲で言うところの「体がない」状態ではないか。このような状況下における現状のルールはそろそろ見直してもらいたいと切に思うのは私だけかも知れないが...(いつまでもウダウダ言ってると、「あれは違うぞ」って文句言ってくる奴が出そうだな)。
というわけで、PKは継続(同点になっても継続だけどね)。すると、その30秒後、やはり赤ランプが灯った。しかし、灯って欲しくない目の前であったのだが...。
7:58 痛恨の失点 G28←40
外からのシュートを起点に、次々とゴール前に殺到してくるコクド。なんとかゴール前で踏ん張ろうとするも、パックはまだコクドがキープ。既にゴール前の混戦でパックの行方を見失った次郎。ゴール裏からポイントのK28にパックが渡っていた時に、次郎はあさっての方向を向いている。「右!」と叫んでも日本語わからんもんなぁ、と後で思いつつ、軽〜くパックを流し込み、未だあさっての方向を向いている次郎の体にコツンと当たる。ようやく気づいた次郎、時既に遅し...。
このゴールは凹んだね、さすがに。2−2が3−1になっちまうんだもん。
でも、凹んでいたのは見ている方だけだったようだ。すかさず1つ目が敵陣に突進。ブルーラインを抜けるあたりで反則を誘うとアドバンテージ。パックは由宇はキープしゴール裏を回りつつ、エキストラアタッカーの到着を待つべく時間を稼ぎつつ、ゴ−ル裏を回り切りゴール右(攻撃視点)サイドからシュートを放つもブロック、しかし、
8:49 今度こそゴール! G20←10←71
リバウンドがゴール右前に出ている。そこにダーシが走りこみながらパックを叩くと、既にラップアラウンドで体が右に寄っていたK44をかすめるようにゴール左スミに滑り込んでいた。
これでコクドに傾きかけた流れを再び掴めるか、と思った矢先...。
9:22 C71 Roughing
敵陣で絡んでいったK33。その挑発にまんまと乗ってしまい取っ組み合い(迫力あるね、この2人のカラミは、ってカタカナで書くなっつーの)。ところが、相手だったK33にはお咎めなし。メットが外れるぐらい暴れた桑原の方が「ひどい」という裁定なのか?。
なんとかPKは凌ぐも、コクドの出足が早くなってきた。クレインズDF、またも自陣に放り込まれたパックの処理に手間取り、コクドのプレスを受け始め防戦一方に回ってしまう。たまにニュートラルゾーンに出ても、またもやダンプインされ、同じようにプレスを受ける。その繰り返し。
これではゴールどころか、攻められないまま終わっちまう。そんないやな雰囲気がたちこめた14分。
賢吾が強引に自陣からパックをキープし敵陣に入り込むと、コクドプレイヤーを引き連れたままシュートを打つ。K44がつられ体勢を崩す。コクドDFもゴール右側に寄った形で、賢吾もろとも転倒。パックはルーズになってゴール前に転がっている。そこに飛び込んでいった(たぶん)ダーシ。しかし、K44も倒れこんでそのパックを体でブロック。更にパックがこぼれる、そこに由宇が飛び込む。しかし決まらない。それでもなおパックがこぼれる。
14:09 執念の同点ゴール! G71←10
最後はゴール左サイドでフリーになっていた桑原がパックを叩き込む。完全にコクド守備陣を崩したクレインズのしつこい攻めが実った。形じゃねぇんだ、「気持ち」なんだ。
「さぁ、今度は逆転だ」。意気上がるクレインズファンの後押しを受け、次々とコクドゴールを襲うクレインズ...、ってのが普通考えたくなる「シナリオ」なんだが、なんか同点に追いついた途端にクレインズの脚が止まってしまったんだなぁ。その後の5分がほとんど自陣での守り。何度も何度も攻め込んでくるコクドを待ちかまえているように守る。守るのはいいんだが、攻めはいいのか?。まったく前に行こうとしないクレインズ。前に出れないのか、出られないのか、それとも出て行かないのか?。そして、コクドがニュートラルゾーンでパスを回してブルーラインを越えようとしているのに、何故に下がっていくのかDFライン。残り1分はコクドが6人攻撃をかけているかのような攻めにクレインズは次郎が必死にゴールを守る。しかし、先にルーズパックに追いつくのはコクド...。
結局、自ら作ったはずの流れを手放してしまった。
Shots on Goal:C14、K7
(4)オーバータイム
3ピリ残り5分をそのまま引きずった延長戦。どうしても前に出て行こうとしないクレインズ。全く攻めようとしない。そんなにカウンターが怖いのか?。多少リスクを犯さなきゃ勝ち点2は取れんぞ!。残り2分は、もうどう見てもPS戦に持ち込んでやろうとしか思えない動きを見せられガッカリしたよ、私は。でも、ガッカリしたのは私だけじゃないはずだ。私の前後で観ていたクレインズファンも「何で攻めないの〜」ってブー垂れてたよ。
Shots on Goal:C1、K5
(5)ゲームウイニングショット戦
クレインズの先攻。
@C18:正面スロットの位置からグラブサイド肩口を狙うも枠を外し、パックが「ドーン」とボードに当たる音が空しく響く。
@K18:左に回り込もうとするも、その前にかなり思い切った位置まで前に出る次郎。シューターにスペースを与えず最後は苦し紛れに放ったシュートを右足のレガースでしっかりブロック。
AC32:正面から2回フェイントをかけると、K44の動きを止めてしまう。空いた左のスペースから回り込むようにパックを流し込む。
AK40:1本目同様、次郎の思い切ったポジション取りが功を奏したか、股下を狙ったシュートを次郎がしっかりブロック。
BC71:正面から股下を抜こうとするもブロックされる。
BK33:K40の時と同じ感じで早めにシュートチャンスを潰した次郎が正面でシュートをブロック。
CC47:正面からフェイントを入れつつやや右に回りこみとK44が先に転倒。その姿を見届けるかのようにパックを上げ放り込む。
CK77:これまた前3人と同じく次郎の「前進」作戦+フォークチェックの前に、ほとんど当てただけのシュートはガラ空きになっているゴールの枠から外れていく。
1人残しでクレインズがGWSを制し、勝利。
それにしても、だ...。
きつい裁定があったにせよ、何故に勝ち点2を取りに行かないのか?。そんなにカウンターが怖いのか?。って事は攻めないって事か?。そうじゃないでしょ。そんなんで何が「優勝」ですか?。
それと、いい加減「次郎頼み」の守りはやめませんか?。シュートを打たれるなら、「打たせてしまえ。次郎が止めてくれるから」でいいのかなぁ?。それが、結局は後手後手に回ってしまって攻める前にリバウンドやルーズパックの処理に走らなきゃならないんじゃ、攻めるにも攻めれんべさ。
なんか勝った気がしないよ、今日は。
GBP:1☆ 桑原、2☆ 樺山、3☆ K40
今のコクドだったら60分で勝てないことは無いはず。場面場面で常に先手先手を取れば楽に試合を運べるはずだよ。それをするために選手を補強したんでしょ?。2つ目以下も一生懸命やっているのはわかるけど、今日は存在感が薄かったよ。もっと観ている方をゾクゾクさせるような「生き生きとしたプレー」を見せてくれよ!。
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