2008.11.23 14:00〜16: 釧路・釧路アイスアリーナ
アジアリーグアイスホッケー2008〜2009レギュラーリーグ
日本製紙クレインズ 対 アニャンハルラ 3回戦


オールメンバー
【日本製紙クレインズ】(Black)
61石川-42清川
28ティリー-3伊藤賢吾-11西脇-12フェアチャイルド-18伊藤雅俊
2外崎-23大澤-75ユール-20三谷-17飯村
7ディック-34原武-19佐藤博史-21酒井-14佐藤匡史
33鬼頭-10山野-27石黒-16今村-47久保

【アニャンハルラ】(White)
30ソン・ホソン-32キム・ソンギ
5キム・ウジェ-2ジョン・オゥ-96ソン・ドンファン-43パトリック・マルティネツ-89キム・ハンソン
27ブラッド・ファスト-79ユン・キョンウォン-25ブロック・ラドゥンスキ-36パク・ウサン-1キム・ギソン
44イ・クォンジュン-24パク・ソンミン-72キム・グンホ-6キム・ホンイル-11イ・ユウォン
4チャン・ジョンムン-15コ・ビョンヒ-16イ・クォンジェ-81キム・ホンイク-8キム・ウォンジュン

レフェリー:Tomas Sterns
ラインズマン:根本、村瀬


第1ピリオド
00:00 C61 GK in/H30 GK in

今日は最初っからマッチアップを変えて臨む。ハルラの1つ目に対しクレインズは2つ目を当て、2つ目に対して1つ目を当てる。
1分過ぎ、ニュートラルゾーンで競り勝ち右サイドから雅俊が上がり左サイドに西脇が上がっていく2on1。これはそのまま雅俊がシュートに行くも決まらず。だが、ルーズパックをゴール裏で拾い、ゴール正面に戻したパックを西脇が飛び込んで叩く。決まったかに見えたが正面。この形、何度か見ているがなかなか決まらない。
とは言え、昨日のハルラのようにこの調子で相手のゴールにパックを寄せていくことは悪い攻めでは無い。と感心していたら、

02:11 ハルラ1点目(EQ) G8(re-bound/ゴール左脇)←A81←16
ありゃりゃ。ニュートラルゾーンの左サイドでH8がパックを運ぶ。原武がしっかりマークしていたが体を浴びせるように押し込まれ、左サイドのスロットまでパックを運ぶと原武のマークを振りほどき単独でゴール左脇からシュート。石川、体を寄せて止めたかに見えたがH8がしつこくスティックを出しておりパックを押し込まれてしまう。懸命に抗議する石川。私が見ていた角度では何があったかよく見えなかったので確かなことは言えないが、脇でフリーズしていたのに体を叩かれてこぼしてしまったのか。だが、抗議は認められない。というか、その前に交わされてゴール前まで行かせてしまったことに問題がある。

今日もあっさり先制を許すと、

04:54 C7 Crosschecking(代行#16)&Missconduct
右サイドを攻め込んできたH16の突進を抑えきれず、抜かれゴール裏を回られる。辛うじてゴール前で動きを封じたものの、最初の接触で当たり負けており、それに腹を立てたのか余計な一言を口走る。これでは相手の思うツボ。今日は出だしから悪い流れになりそうな予感。

5分過ぎ、相手の攻めをカットした大澤が自陣からのロングパス。素早く反応していたユールがブルーラインでレシーブ。ノーマークになりかけるも間に合ったH2の背後からの寄せが災いしゴール前での一仕掛けを入れられないままシュート。むろん、H30が難なくブロック。

06:56 H72 Tripping
嫌な流れだったがPKを守りきり追加点を許さない。逆に相手の反則を誘い絶好の同点機。昨日、修正したと(言われている)PPをぶちかましちまいな、と思ったが...。メッキはすぐに剥がれていたようだ。最初に出た2つ目は昨日と変わらず攻めに精彩を欠きパックが手につかず。敵陣に入ってもすぐに突っつかれリムを使って大きくクリアされ何もできず。1つ目はティリーの遠目からのシュートのリバウンドからチャンスを見出すもリバウンドが叩けない。ルーズパックへの寄せも、長いリーチから執拗に繰り出されるブレードと、大きな体に阻まれ有効な攻めができない。

08:51 C11 Interference
攻めこんでいる中での反則。なんとかパックを生かそうと瞬間的に体を入れることで相手の出足を遅らせようとする気持ちはわかる。が、このレフェリーの目は誤魔化せないようだ。
ただ、昨日ハルラのPPを1点だけに抑えたことで、遠目からのシュートも下手に手を出さず石川に任せ、リバウンドの処理に神経を使っていたことが伺える。ゴール前での横パスもきっちりケアしそこそこ攻められてはいるがこちらも有効な攻めを相手に与えていない。

ともすれば悔やまれるのは最初の失点。昨日のハルラを見る限りパックキャリアについているハルラのプレイヤーはそう簡単には交わせない。が、再三パックキャリアが敵陣に入り横パスを通そうと無理すればするほど、カチッ、っという乾いた音が響きプレイヤーブロックで早々にチャンスが潰える。
交わすんじゃくて強引にぶつかっていくという力強いプレーは性に合わないのか。

なんとな〜くハルラのペースに巻き込まれていきつつあるなぁ、という重苦しい雰囲気を打ち破ったのは3つ目だった。

15:19 クレインズ1点目(EQ) G19佐藤博史(wrist,onetime/右60度/5m)←A21酒井
左サイドコーナー付近で粘り相手DFを引きつけるもパックは奪われゴール裏を通して大きくクリアされるかに見えたパックに対して右サイドに素早く詰めていった酒井がハルラのウィングよりも先にパックを拾ってゴール前を素早くセンタリング。フリーだった博史がワンタイムできっちり叩いて2試合連続ゴールで同点。

この勢いに乗って4つ目がスコアリングチャンス。史郎のゴール裏からのセンタリングを山野が右サイドのスロットで合わせシュート。リバウンドが出たところに今村がスティックを伸ばして倒れこんでいく。叩いたかに見えたが相手DFのブレードも入っており叩けない。山野も懸命にスティックをこじ入れていくが最後はH30がフリーズ。

16:53 H96 Holding
そしてPP。少しずつクレインズがペースを握りつつあったのだが、ハルラも昨日の反省からかPKをきっちり修正。ちょっとでもクレインズがもたつこうもんならすかさずチェイスを入れミスを誘うとボード際での競り合いに持ち込みパックをことごとくクリアしていく(以降、クレインズはボード際で殆ど競り負けていく)。結局、有効な攻めができないままチャンスを逃す。

19:29 H11 Roughing
これは完全にもらった反則。H11が執拗に賢吾に対してプレッシャーを掛け、最後はゴール裏でもつれあうも離れ際で過度に暴れ反則。しかし、チャンスは作るも有効打が放てず。

Shots on goal:C10,H9
全体的にクレインズは押され気味。ハルラの1つ目に対して2つ目を当て、2つ目に対して1つ目を当てるもここまではあまり効果が出ていない。トランジッションの早さで劣っている分、どうしても自陣まで入られ良い形を作られてしまう。クレインズも攻め込んではいるのだが、敵陣に入った後のパックを繋いで崩そうとする意思は見えるが執拗に繰り出されるブレードに手を焼きパックを弾かれ、ボード際の競り合いに持ち込まれるとことごとく負けていく。そして数少ないスコアリングチャンスもリバウンドをコントロールされ実らない。昨日復調の兆しを見せたPPでもシュートは出ているがゴールまで届かず攻めあぐねている模様。ただ、接戦で進んだ方が集中力が切れなくていいのでは、と思うのは私だけか?。


第2ピリオド
ところが、1分31秒残っているPPをオフサイドとO.Bで浪費。敵陣に入ってもDFへの戻しパスが逸れる等、見せ場なし。

相変わらずクレインズはハルラの守りを崩せず手を焼いている。自陣からウィングを走らせサイドからパックキャリアが走り込み敵陣で勝負しようとするのだが、それに対してハルラのプレイヤーもきっちり対処しておりそう簡単には交わせそうにない。それでもなお、横パスを通そうとフリップパスや力任せの強引なパスを出すも、これがまんまと網にかかり、またしても、カチッ、バスッ、パーン、ドテッっという打撃音が何度も響き、そのたんびにクレインズプレイヤーは右往左往。

25:54 C23 Hooking→Penaltyshot
これも敵陣に入ってからの展開でパスをカット。そもそもそこに出してもぶつかるって分かっているにも関わらずそれをやめようとしない。悪い時には悪いことが重なるもので弾かれたパックはなんとDFの裏に出てしまうとH43に飛び込まれ一気の逆襲でノーマーク。辛うじて大澤が止めに行くも反則覚悟で止めるしかない。

25:54 ハルラ2点目(PS) G43(wrist,topshot/左60度/3m)
これをH25が右から左へドライブしつつ石川が横になって下のコースを止めに来るのを待ってトップにパックを豪快に放りこまれ勝ち越される。

その後も執拗に繰り返される横パスカットですっかりリズムを崩したクレインズ。

30:42 C28 Tripping
前後に走りまわされたツケが早くもやってきたのか、ハルラの攻めに脚がついていかない。そして、

31:29 ハルラ3点目(PP+1) G43(backhand/正面/1m)←A96←27
昨日もこんな場面があったよね。ゴール脇の守りを見透かされ切り込まれゴール前まで運ばれてマタを抜かれる。少しは学習したらどうなんだ。

32:34 H24 Holding
そして無残なPPを曝す。最初の1つ目こそゴール裏の展開からゴール前で混戦になり懸命にパックを叩こうと2本、3本のスティックが乱入するも、その後はただ時間を浪費。パスが繋がるとかという以前の問題。もっちゃりと攻め上がるもいたるところでカット。戻され攻め込むもブルーラインで人数揃えられ割り込めず、放りこんだパックはことごとく先に処理されリムを使って大きくクリア。

その後も、ハルラが大きくパックを動かし早くも意気消沈気味(とも思える)のクレインズを背走させる。さんざん脚を使わせ攻め上がるところできっちりマークについていれば、クレインズが勝手にミスしてくれのを労せずして待つだけ。

Shots on goal:C4,H13
一方的な展開。殆どチャンスの無いクレインズ。PPで活路を見出そうとするもパックが手に付かず、ボックスでも息が合わずパックをこぼしたり弾いたり。辛うじて遠目からDFがシュートに行くもコースが無くゴールまで届かない。それ以前にハルラの守りを崩す新しい試みや動きが全く見られないまま、無理な横パスを繰り返しては簡単にカットされ既に打つ手無しといった状態か。

「シュートでポン」で出てきた小さな子供が勢い付けて飛び込みながら1番のボード射抜いた。今、クレインズに必要なのはそういう気持ちではないのか?。ただ負けるにしても角砂糖が溶けて崩れるような情けない負け方だけはやめてくれ。


第3ピリオド
しかし、思いとは裏腹に3ピリになっても淡々とした攻撃、いや敵陣でいい形にならないから攻めの形ができてこない。対するハルラも無理して攻めているような気配はなく、むしろクレインズが前へ前へあがこうとするところを高い位置で絡み、あるいはダンプされたパックもスペースに投げてニュートラルゾーンに出ても大きく敵陣に放り込みクレインズプレイヤーを何度も自陣へ背走させペースを握らせない余裕すら感じる守りで着々と時計を進めていく。

攻撃力が売りであるはずのクレインズも、2ピリで再三見られたパックが手に付かない場面はここでも再現。ただ、もたつきながらも7分過ぎに、3つ目が相手の一瞬のスキを突く。左サイドからリムを使って大きくクリアしようとしたパックを右サイドのポイントから原武が抑えるとゴール前へ鋭いパス。外に出ると見込んだハルラのポジションが一瞬右サイドに固まりゴール前が御留守になったところへ酒井が入り原武のパスにスティックを出し角度を変える。H30も油断してあっちの方角を見ていたので、「もらった」かに見えたパックはなんとゴールの上を通過してしまう。このあたりツキも無いか。

このままでは終われないとばかりに、右サイドをタテに走り込むユールが敵陣に入って詰め寄ってくる相手DFを引きつけ中にドライブ。ここまでは良かったが、決めようとする意識が強かったのかいつもよりもシュートモーションが遅く、一瞬早くパックを弾かれてしまう。

49:02 H25 Roughing
クレインズ陣内、ゴール裏で賢吾とH25が競り合いもつれあいながら両者転倒。この離れ際にH25が反則。別にそこまでする必要も無かったと思うのだが...。
いかに、ここまで結果が出ていないPPであはるにせよ、数的優位であることに変わりはない。ここで点差を詰めておけば流れが変わるやもしれないのだが、

49:26 C3 Crosschecking/H43 Diving
敵陣で攻め込みながらDFの位置に戻されたパックを賢吾が打つか流すかで迷ったところに加えてパックが転がり一瞬手に付かずH43に弾かれそのままベンチ前に流れて行ったところで賢吾とH43が接触。賢吾がチェックを入れなんとかパックの進行は止めたがH43が転倒もあっさり倒れてくれたためダイブとなり相殺。PPはまだ続くはずなのに流れが切れてしまったかのようにその後の攻めに精彩を欠きPP終了も、

51:11 H2 Holding stick
PP終了間際にハルラゴール前に攻め入ったクレインズ。なんとかパックをクリアしようとゴール裏でのルーズパックの争奪の中でハルラにまたも反則。
まるで、連続PPで「試されているクレインズ」。さすがに、このままでは終われないと十分な形が作れ無かったこれまでのPPを反省するかの如く、シンプルな攻めを披露。遠目から賢吾がシュートもH30にキャッチ、ジョーが左サイドから強烈なシュートのリバウンドをゴール前で飯村が詰めるも良いところにリバウンドが出ず叩けない。ゴール裏から右サイドを上がってきた大澤へ向けて飯村が素早いパス→右45度から大澤が叩くもH30に抑えられる。あと一歩という攻めが続くもゴールを割れない。

54分にはニュートラルゾーンでの攻防からパックを拾ったクレインズが走り込んできた賢吾へドロップ。そのまま相手DFをかいくぐりノーマーク。ゴール前まで切り込んでいくも最後はH30を交わせず。

55分、もたつきながらもなんとか敵陣からこぼれそうなパックをつなぎ、最後は遠目からダーシがシュート。このリバウンドが出るも詰めていた飯村の位置がわずかに左サイド寄りだったため叩けない。そこへユールも飛び込んでいくが、H30の好守に阻まれる。

昨日同様、決死の2つ回しを敢行しているが結果がでないクレインズ。

57:19 C Timeout
六人攻撃を見据え12-20-75-3-28をシフトし勝負をかけると、敵陣にパックを運んだところで、

57:38 C61 GK out
六人攻撃敢行。雅俊がエキストラアタッカーでリンクイン。ゴール裏での激しいパックの争奪を一瞬制したクレインズ。右コーナーからゴール裏を通して左サイドの雅俊へパス。自分で決めるべくすぐさまゴール前に上がりゴール左横から横パスを出すも、

57:48 クレインズ2点目(EQ/6on5) G18伊藤雅俊(wrist,goalkeepertouch/左0度/2m)←A75ユール
横パスを自分で処理しようとしたH30の脚に当たり角度が変わってマタを抜けていくラッキーなゴールでようやく一矢報いる。

57:48 C61 GK in
しかし、まだ1点差。もうお上品な事を言っている場合ではない。再度、12-20-75-2-28を投入しフェイスオフ。敵陣に入ると、

57:59 C61 GK out
再び雅俊が入って六人攻撃。
ゴール裏で激しいパックの争奪戦が繰り広げられるも、

58:20 H2 Boarding
やや焦ったかハルラ。痛恨の反則。

58:20 C61 GK in
敵陣のフェイスオフながらも一旦5人に戻し、完全にフェイスオフを取ったところで、

58:25 C61 GK out
パックはコーナーでの争奪戦になっているものの数的優位を生かし、早く前からシュート浴びせたいクレインズ。しかし、殺到するスロット付近でパックがこぼれニュートラルゾーンへ出ていく。そこへH1が走りこむ。賢吾が対峙するもニュートラルゾーンからゴールに向けてパックが放たれた。完全に息の根を止められたかに見えたパックはゴールポスト左に当たって逸れていく。辛うじて首の皮一枚つながった。ここからリスタートも敵陣でプレーが一旦止まる。

58:56 H Timeout
こちらも外国人を中心とした主力を出しっぱなしにしているだけにクレインズのスペシャルセットを休ませることを承知の上で最後の守りの確認。

再開後もクレインズはそのまま六人攻撃を継続。
フェイスオフを取ると左サイドでパックを回し一旦高い位置のダーシに戻すと横パスでユールに繋ぎ右サイドからシュート。これがH30のブロッカーを捉えると、

59:21 クレインズ3点目(PP+1/6on4) G12フェアチャイルド(touch/ほぼ正面/1m)←A75ユール←20三谷
一旦弾いたパックが浮くも落ち際を空中で叩いたケリー。パックはH30の左肩口を抜け踊るようにネットに舞い降りた。
決死の六人攻撃2連発、土壇場でようやく意地を見せ逃げ切ろうとするハルラの尻尾を捉えた。

59:21 C61 GK in
Shots on goal:C12,H2


オーバータイム
「順番はいつもの通りな!」
相沢監督の声が響くクレインズベンチ。例によって1つ目、2つ目を3つに分けるシフトで臨む(ここのところOTが多いからお馴染みかも)。
@12-18-3-28→A20-75-2-23→B11-17-7-34の3つ回し。FW3人にして勝負を仕掛けるというリスキーなことは...しないかぁ。

1分過ぎ、Aでチャンスを迎える。ニュートラルゾーンでうまくパックを回し攻勢に転じるもゴール前の良いところはきっちり固められておりシュートが打てない。ならばゴール裏に回り守りを小さくしたところでダーシが戻しパス。大澤が右サイドから飛び込みワンタイムシュート。いいタイミングだったがH30の正面。
2分過ぎ、今度は逆にH25にパックを運ばれると巧みなスティックワークと体の使い方で対峙しているDFを交わしつつ左サイドからシュートを打たれる、しかし充分な態勢を相手に与えずバックハンドにした分だけパワーが無く石川が難なくキャッチ。
お互いに1本ずつシュートが出たが決定的なチャンスには至らない。3分過ぎ、GWSまでもつれる線が濃くなっていく。つい1時間前にPSを豪快に決められただけになんとか5分間で決着してほしいと願うも、Aがシフトしていた氷上では右サイドの本部席ベンチ前のボード際でお互いが相手の裏にパックを出そうと前に出しては止め押し返しては止めを1ラリー。しかし、大澤が弾いたパックが綺麗に相手プレイヤーの裏に出る。右サイドでパックを拾ったダーシが突進。呼応するようにユールが中央。そして左サイドをここぞとばかりに外崎が走る3on1。何でも出来る状況だったが、

63:30 クレインズ4点目(EQ) G20三谷(slap/右45度/6m)←A23大澤
一直線にゴールに向かうとパスするなどという素振りは一切見せず小さなモーションから強烈なシュートを放つとパックは瞬間的な逆襲に立ち位置が低かったH30の左肩口を抜きゴールに突き刺さる。

63:30 C61 GK out/H30 GK out

Shots on goal:C2,H1

意地を見た気がした。
これができるんなら何故もっと早くからそれをやらない。と誰しもが思う。私も確かにそう思った。少なくても2ピリ、3ピリのもたつきを見ている限り、最終的な結果がこうなるとは予想だにしなかったのは事実。であれば、あとは「同じ相手に、しかも地元釧路で連敗は許されない」という意地で魂を揺さぶり疲れてどうしようもない状態だったであろう土壇場に見せた底力を見た気がした。
冷静に結果だけを見ると順位を逆転された相手に対して勝ち点で1つしか差を詰めただけでリーグ再開後5試合連続で60分勝ちが無い状態は続いたまま。決して今日の勝利を手放しで喜べる状態ではない。あとは、時間帯で偏った攻撃力のバランスをどうやって修正していくか、60分間を通した気持ちの維持とプレイヤーのコンディショニング&タイムマネジメントも含めベンチの手腕が問われる後半戦になりそうだ。

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