第34回日本アイスホッケーリーグ 西武鉄道VS日本製紙クレインズ 6回戦(東伏見アイスアリーナ) 観戦記

(0)プレリュード
 残り3試合。3位進出を目指して、一つも負けられないところ。ただでさえ王子が勝ち点で1つリードしているんだから。しかも、今日勝てば対西武にも勝ち越しが決まる。
 ただ、それにしても、平日に試合をやられちゃうとつらいんだよね。で、東伏見って意外と遠いのよ。会社を17:15飛び出して(えっらい顰蹙を買いましたよ、ホント)も18:20にしか着かないんだから厳しい。で、なんでも、今日は入場者数が700人以下でした。ただでさえ寒いリンクが客入りの悪さも手伝ってやたらと寒く感じましたよ。
 メンバーは以下の通り。
【クレインズ】
41−1
20−15−24−3−7
96−92−24−77−22
13−27−81−55−34
14−39−17−9−2
キャプテン竹内は、日曜日の王子戦で「ご乱心」なされたため、本日は出場停止。で、今日は小林がCマーク。#17、#9、#2は出場なし。
【西武】
70−39
40−77−22−72−20
19−9−16−7−2
17−12−15−3−28
24−10−41−44−33

(1)第1ピリオド
 クレインズ1つ目に対し西武は2つ目で応戦。ということは、西武の1つ目にクレインズの2つ目がぶつかることになるんだろうな。西武戦で勝つポイントは40−77を抑えること。9と19の動きに注意すること。70にひるむことなくシュートを打つこと、と私は勝手に思っているんだけれど...。で、早速、

 1:20 S40 Slashing

立ちあがりからパワープレーをもらう。1つ目が2度ほどチャンスを作るも実らない。1つ目が早くも超絶技巧のコンビネーションを見せるも、2つ目以下が沈黙。あっさりパワープレーが終了。いつしか、西武に好きなよう走りまくられてしまい、後手後手に回る展開に。序盤の優勢はパワープレー開始30秒までで、あとは土曜日の王子戦の焼き直し。しかも、気をつけなければならない奴等に突かれてしまう。

 7:16 西武先制 G19←9

ニュートラルゾーンで佐藤篤司からの縦パスが通り、ブルーラインでクレインズDFと上野が1対1。ところが、ものの見事に交わされあっという間にフリー。DFなにしてんの?。
更に、クレインズベンチ前ややゴールライン寄りの位置で小林と藤田が1対1。小林がパックをキープし、競り勝ったと思った矢先にパックがこぼれ、すかさず藤田に拾われ、即、センタリング。絶妙のタイミングで走り込んできたブライトにあっさり合わされる。

 10:48 西武追加点 G77←40

ミスした小林も小林だが、ブライトに合わされる位置に入ってこさせることも問題なのでは?。とにかく、2点とも点の取られかたが悪すぎますよ。守りが早くも破綻してますもの。しかも、気をつけなければならない奴等に決められるようではねぇ...。挙句の果てに、

 11:51 C22 tripping

1ピリ全編通じて「西武のプレイヤーの後を追うクレインズ」という感じ。だからこんな反則も起こってしまうわけ。ま、ここはなんとか凌いだが、

 14:08 S16 Highstick

折角のパワープレーも相変わらずの「シュート打てない病」が再発。これじゃ、点なんか入らないよ。
以下、西武が余裕のプレーを見せる。相変わらずクレインズは走れていない。守れていない。攻められない。「悪の3拍子」揃い踏みじゃ...。ま、とにかく見ていて「非常につまらない1ピリでした」
1ピリ終了。シュート数は西武9、クレインズ5。

(2)第2ピリオド
相変わらず西武の出足がよい、というかクレインズの出足が悪いのか...。と思ったら、意外な局面が訪れた。C22が西武陣内ブルーライン付近でパックをインターセプトし2対1隊形。ゴール左側を一気に攻め込む。さんざん引きつけて、絶妙なタイミングで逆サイドにパスを出すと、そこは見事なオープンネット。そこに走りこんでいたのが...、

 3:18 クレインズ1点を返す G14←22

なんと、佐藤匡史の実に4ヶ月ぶりのゴールが決まっていた。パスも良かったが、そこに走り込んみ、きっちり決めた匡史も立派。彼の2ゴールを全部見ている私って何?。しかし、この後がいただけない。

 6:01 またもややられる G77←40

またもやこの2人に翻弄される。藤田の放ったシュートをセーブしたまでは良かったが、シュートコースが良かったのか、大滝、態勢を崩し転倒。ところが、パックをこぼしていたようで、それをブライトに突かれる。今日のクレインズは、どーしてもこの2人を「好きにさせておくのが好きらしい」。
ただ、クレインズにもチャンスが無いわけではない。
7分過ぎ、ダーシから正和へ、クレインズ先制点のときのようなパスが渡ったが、皮肉なことに兄貴がオープンネットを外してしまう。

 13:50 S3 Holding

このパワープレーのチャンスにも史郎からのパスを受けたコンロイがゴール左サイドでフリーになり、芋生を寝かせたところまで行っておきながら、芋生の左脚が辛うじてコンロイのシュートコースを消していた。逆に、

 16:43 C55 Holding

すると、

 18:26 突き放される G12←19←72

ちょっとバタバタしちゃいましたねえ、大滝。あんなに動き回らなくても止められたような気がしたんだけど(エアホッケーの如く)。
で、2ピリ終了。シュート数はクレインズ13、西武16。そんなにシュートが乱れ飛んだようには見えなかったんだよな。ゴール前で2度3度チャンスがあったときに「距離の短い」シュートが重なっただけのような。見た目にはそれほどシュートを放っているというか、攻め込んでいたと言う印象はひじょーに薄かった。

(3)第3ピリオド
 ここまで、クレインズの「点取り部隊」一つ目は、西武の2つ目上野、佐藤篤司に「いーよーに」あしらわれてた。逆にクレインズの2つ目が藤田とブライトに「いーよーに」されては厳しい。で、クレインズはオープニングに3つ目を起用。西武は構わず1つ目。でも、状況はそんなに変わらなかったみたい。
 で、このピリオドから、ついに私が待ち望んでいたシフトがお目見えした。飯塚を外し、匡史を1つ目に持ってきた。何かやってくれそうな気がする感じがプンプンしていた。匡史の脚を生かした縦パスや、ダンプイン。全く見所の無かった今日の試合で唯一楽しい気持ちにさせてくれたのは、14−15−20のシフトを見たときだけのような気がする。少なくても、飯塚や史郎がここに入った時よりも「期待感」が膨らんだのは事実です。キャプテンには申し訳無いが、キャプテンが復帰しても、クレインズの将来のことを考えると、このシフトを是非とも続けていってもらたい。と切に願うのでした。
 で、眠いので、後は駆け足。

 11:38 S9 Holding

 12:23 クレインズパワープレーゴール G77←92

 12:49 C55 Holding

 16分過ぎ、コンロイ、ダーシで2対1隊形。ラストパスがダーシへ。ワンタイムで叩いたパックはゴールの上に当たる。絶好のチャンスも枠に嫌われる。今日は1つ目が完全に厄日。というより、みんな仕事しなさすぎ。そんなに新横浜に行きたいかい?。

 18:40 6人攻撃敢行するも、1本のシュートも放てずタイムアップ。

シュート数はクレインズ9、西武10。
得点は4−2だったけど、試合内容は点差以上に西武に水をあけられた感がある。とにかく、3点目までの点の取られかたが気に食わない。守りがどーこー言う前に、1対1で負けない、という肝心なところができていないのでは?。
リンクがもの凄く寒く感じたのは、決して客入りが悪かっただけでは無いと思いますよ。今日ほど試合をやっていて楽しくなかった日はなかったんじゃないんでしょうかねえ。と、シロウト目には映ってしまいましたが...。疲れたわ。