(0)プレリュード
しっかしねえ、オレも好きだね。平日でしかも帯広という日をわざわざ選んで休みをとるくらいだから。で、やってきました帯広の森アイスアリーナ。造りは春採アイスアリーナにそっくりのベンチシート。で、天井が低いんだ。久々だね、天井の低いリンクで試合観るなんて。で、釧路からゲット君はじめつるっ子マニアが3人登場。私はいいとして、会社を休んで「つるっ子」として一生懸命やっている。早く彼らの笑顔も見たいものだ。他に釧路からの応援バスも含め、釧路で観なれた顔が大勢集まる。さすがにホームゲーム。さらに地元小学生も手下(?)につける。その小学生達が一生懸命クレインズを応援してるんだ、これが。なんか涙が出てくるよ。連敗中のチームなのに。練習の段階から「青いポリ袋」を一心不乱に振ってるんだから。で、苫小牧以来です、十條キンバリー登場。なんだかんだ言いながら、クレインズ応援席に座り、一緒に声出してました。思いは一緒なんですよ。ただ、今現在、その表現方法が違うだけ。全てはクレインズが勝ってくれれば、強くなってくれれば...。試合開始直前には端にわずかの空席を残すのみで、ほぼ満員。そろそろ、何とかしてくれクレインズ!。
【クレインズ】(ホームゲームですが、アウェイユニフォーム着用でした)
33−41
20−15−96−77−7
24−92−32−3−22
13−27−44−34−55
14−39−81−5−2
従来の1つ目と2つ目の竹内と正和、賢吾と勇を入れ替え、辻を3つ目に上げる布陣。今日も残念ながら#2、#5の出場はありませんでした。また、村上も1,2回シフトされただけで、2ピリ、3ピリと出番なし。何故???。
【西武】
70−39
40−77−19−2−20
21−47−22−7−28
15−12−16−33−72
41−9−17−24−3
(1)第1ピリオド
双方の2つ目同士がフェイスオフ。いきなり攻め込みシュートを放つが芋生を脅かすような代物ではない。2分過ぎまで3本のシュートを放つものの、「惜しい」というには程遠い攻め。
4:52 S21 Chargeing
先制したいねえ、ホント。でもねえ、パワープレーが決まらなくなっちゃって、というよりシュート打てないんだもんな。西武よりも運動量という点で劣っている感じがする。これって日曜日のコクド戦と変わらないんだよね。で、「何事も無く」パワープレー終了。は〜あ。これを境にクレインズの攻め手が次々と封じられる。相変わらずDFから正和や匡史や村上などのFWの「脚」を生かすような玉出しが出来ず、プレッシャーをかけられてはパックを奪われる始末。
11:04 C3 Holding
困ったなあ...。ショートハンド守れるかなあ、っておいおい、#40がフリーになってるよ。誰か行かなきゃダメだって、コンロイ前、前、...。
12:05 アッサリ先制を許す G40←15←77
小野からDFのスティックのブレードの上を通すパスがものの見事に藤田に通る。フリーの藤田にとって、それをゴールにねじ込むことぐらい目を瞑ってもできただろうに。あっさりバックドアを決められる。呆然と天を仰ぐコンロイ。そうだもんね、藤田のすぐ近くに居たもんね。しかも、
15:18 C44 Interference(村岡負傷で代行#81)
芋生ともみ合っていたようだ。で、芋生のスティックでも当たったんだろうか。で、ここを何とか守り切ったと思ったら、
17:59 C96 Interference
西武の拙攻にも助けら、何とか失点を1で食い止め、1ピリ終了。
シュート数はクレインズ3、西武11。最初に放った3本がそのままシュート数になるとは...。
(2)第2ピリオド
なんか、日曜日のコクド戦みたいなんだよなあ。ま、組替えたセットのコンビネーションも合ってない。折角、正和を1つ目に入れているのに、正和の脚を生かしきれてない。竹内も勝手が違うみたい。それでも、開始早々飯塚が、ミタニ−コンロイがゴールチャンスを作る、いずれももう一歩。しかし、大丈夫。なんだかんだ言いながらちゃんとクレインズにはチャンスが回って来るんだから。
1:32 S77 Holding
「そーらシュート」と言ったか言わないか定かではないにせよ、何本かシュートを放つもののこれまた実らない。どころか、西武ゴール裏でFW2人が競り負け、パックを奪われると、この男と賢吾(か小林)がドプソンの方に走って行くんだわ。追いつけ、って、オイフリーになっちゃったよ。ドプソン死守だ〜!。
3:11 ショートハンドゴールを許す G40←9
やっぱりこの男なんだよなあ。ドプソンも藤田の動きによくついていったが、寝てしまっては...。シュートコースを消そうとして伸ばした脚の先をかすめるように決められる。どーするよ。
で、結局、いつもの1つ目、2つ目に戻ってしまいましたわ。
10分過ぎ 辻と史郎がチャンスを作る。今日は割と良い動きしていた辻。もう一歩で芋生の壁をつきやぶれたのに。
12分過ぎ、ちょうど私の座り位置からは死角になっていたクレインズ陣内の手前のフェンスで、「ドカン」という物音。こんな音を出せるのはジャンボ鈴木(懐かしい)とタンク斉藤しかいないと思ったら、
12:47 C55 Chargeing
タンク斉藤の「人間圧殺刑」も助走が多かったようで。すると、この反則が高くついてしまう。
13:22 西武またもやパワープレーゴールで決定的な追加点 G77←40←72
フリーズしたと思ったドプソンのお尻あたりから、新しい命が生まれるかのごとく黒い物体がホントにゆっくりとこぼれていってのだ。「ドプソン後ろ!後ろ!」と言っても時既に遅し。周囲にクレインズの選手は誰も居なかった(逆に西武の選手にパックを叩かれ駄目押し食らっちまった)。
いやあ、何しに来たんだろう私、って正直思いましたよ。この時は。ただね、セットを戻したことで、ちょっとはパスがつながり始めた感じがしたんですわ。とにかく思い切ってシュートを打って欲しい。この先、4点取られるも5点取られるも一緒。完封は勘弁してくれ。私にも、もしかしたら選手にも、ある意味「開き直り」があったのかも知れない。少しづつ西武陣内でパックを持っている時間が長くなってきた。西武の運動量も落ちたのかもしんない。そして、
16:11 クレインズ1点返す G22←92
ゴール左のフェイスオフサークルあたりからブルーラインでフリーになっていた小林にパックが渡る。小林ワントラップ(ワンタイムだったかなあ?)後、思い切って打ったシュートがネットを揺らした。今季初とも思われるDFの位置からのロングシュートが見事に決まる。ようやく沸きあがるつるっ子マニアとクレインズ応援団ご一行様。とりあえず、1点取ったわ。しか〜し、これは単なる序曲に過ぎなかった。これを機に「憑き物」が取れたように自由自在に走り回るクレインズ。パックを奪いアタッキングゾーンに入ると果敢にシュート、リバウンドを拾うという実にシンプルな攻めがさまになってきた。自陣からの玉出しも円滑になる。ディックから出されたパスをミタニが拾い猛然とダッシュ。DFを引き連れながらも、ゴール右サイドを突進。勿論、アルさんがパーサイドを走ってる。そして、
18:01 お見事ブレイクアウエィ G15←20←7
コンロイにもマークがついていたのだが、そんなことは重々承知と言わんばかりに、ミタニからのラストパスをゴール前でしっかり合わせる。ますます盛りあがるつるっ子マニアとクレインズ応援団ご一行様from釧路&帯広の皆さん。それまでの劣勢がまるでウソのよう。こうなりゃ押せ押せだ。
2ピリも残り1分を切ってしまった。ま、1点差なら希望が持てると思っていた私の気持ちを見透かしたかどうかは知らないが、「まだまだそんなもんじゃないよ」と言わんばかりに積極的にプレスをかける。それが実りつつあった。西武DFが自陣ブルーライン上でパックの処理にもたついているのこの男達は見逃さなかった。
19:24 怒涛の3連続ゴールでついに同点 G24 No Assist
腰越(だったかな?)と飯塚が西武DFを挟み込むようにプレスをかけ、パックを奪ってしまうと、飯塚がノーマークになる。しかも、腰越もフリーになる。2対0だ。どうする飯塚。まさか腰越にドロップパスなんか死んでもするなよ、という心配は徒労に終わる。そのまま芋生に向かってシュートを放つ。一旦、クリアされたものの、そのリバウンドを自分で叩いた。またもや揺れるゴールネット。またまたまた盛りあがるつるっ子マニアとクレインズ応援団ご一行様from釧路&帯広の皆さん。僅か3分13秒間に3得点。いやいや、これだからクレインズってチームは良くわからん。こんなアグレッシブなプレーができるんなら、どーして最初っからやらないの、もー。
シュート数はクレインズ17、西武4。ホント極端だよね。
(3)第3ピリオド
またしても、またしても、またしても、またしても3ピリ勝負の展開だ。なんにしても、自分達の力でこの接戦をモノにするしかないのだ。橋本が小川を撃破しないかぎり、どんな相手に激勝しても意味が無いのと同じように(なんという例えじゃ)。
選手の登場からフェイスオフも通り越し、気合の「行け行けクレイン、押せ押せクレイン」の連呼連呼。なのにー、
0:21 勝ち越し点を奪われる G22←28
そんなのアリィ〜?。なんで、ゴール前の最も大事な場所に西武の選手が3人も居るわけ?。更に、
3:19 ダメダメ(明石家さんま風に) G40←77←20
ゴール左サイドのブルーライン左から放ったラトゥーシュニーのシュートをドプソンがキャッチしそこなう。ところが、こぼれたパックを拾ったのはブライト。でシュートが打てないと見るや、右サイドにフリーで居た藤田に任せる。ドプソンの態勢は1本目のシュートに正対していたので、藤田の前にパックが転がってきてしまった時点で「ご愁傷様」。藤田のハットトリックって何回見たかなあ。
結局、元の黙阿弥に。折角盛りあがっていたクレインズ応援団ご一行様from釧路。しかし、
4:38 S9 hocking
今度こそパワープレーをモノにして早い時間に1点差にしておこうよ。しかし、
5:16 C96 hocking
あ〜ん、ダメダメ。でも、これって西武のK掘(#7)が正和に寄りかかってきたものを交わしたようにも見えたのだが。ところが、今日はとにかくシュートが出るんだ。今度は西武ゴール左裏でパックを奪った史郎が上がってきたフリーの村岡にパスを返す。で、
7:57 クレインズ1点差に追いすがる G44←27
いやあ、ものの見事に芋生のマタを抜いたよ。さあ、もう一度追いついてみろ、そして、勝ってみるがいい。必ずチャンスが訪れるはずだ。すると、西武が選手交代の動作が遅く、
14:08 Bench minor(Deley of the game)
ほら来た。しかし、ホントに決まらないだ。
またも「パワープレー」の出来不出来が影響するとは。で、時間は無情にも過ぎて行くんだなぁ。
既に、3ピリに入ってから延々、声を出しっぱなしのつるっ子と私&十條キンバリーさん。そして帯広の子供達。しかし、西武も無理をしない。残り1分になってもパックが奪えない。半ば強引にパックを放り込んで6人攻撃を仕掛ける。パックは西武が持っているにもかかわらず。しかし、西武も無理はしない。無理にゴールを狙わず確実に放り込む。クレインズもスペシャル+史郎で攻め込む。ディックがゴール前に流したパックにゴール前で史郎が食い付くも、芋生に抑えられる。必死にパックを奪うもパックは西武のゴール裏ばかりを行ったりきたり。で、結局、試合終了。
シュート数はクレインズ10、西武10。
3分ちょいで3点を奪ったかと思えば、3分足らずで2点を奪われる。う〜ん。どーなんだろうな。なんかいろいろと言いたいことはあるんだけど、もーいいや。結局、負けたんだから。良いところも出てきたんだけど...。